2022年12月12日月曜日

チャレンジした甲斐があった

 


なんでこうなったのか?

どうやって改善するのか?

どこまで改善できるのか?


 改善する方法論は基本とテクニックがあればできます。


それよりも僕は、それが起こったエピソードまで考えてしまう。

そして、できることならチャレンジしたいし、チャレンジさせてもらいたい。


このケースは今でも時々思い出されます。


実はこの方は全盲です。


全盲が故に転倒や何かにぶつかる、ぶつけられることが日々の生活で起こりやすい。


こんな酷い変色が起こったのはこうです。

・顔面強打し、強く歯を打った

・歯の中の神経(歯髄)が損傷し、神経を取る処置(根管治療)をうけた

・根管治療の過程で、神経組織や血液成分が歯の中に残った

・時間と共に変色

こんな流れです。


もしもっと正確にキレイに精密に無菌的に根管治療を受けていたら・・・という前提はここでは置きます。


お母様が全盲であるから、本人は変色に気が付かないし、気がついても気にはしていない。


でも見た目に変色が酷いのでなんとかしたいと常々感じていたようでした。


そこで近所の歯科医院に相談したところ

・削ってかぶせるしかない

・キレイな歯を入れたければ自費(セラミック)で

との提案を受けたようです。


がっつり削ってやるほどのことかと思いつつ、別の方法を探していたところ、たまたまご縁があり、僕に出会いました。


最初に見て即決

ウォーキングブリーチで


その結果がこの写真です。


セラミックにすることだけが自由診療じゃない。

材料変えるだけは自由診療じゃない

プロセスまでしっかり考えて、縛りのなり治療方法や材料選択

そして、時間をとって、そこに熱意と情熱を注げるか


これが自由診療のあり方かなぁといつも感じながら仕事しています。




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