2022年9月14日水曜日

マスクの在り方

 



感染対策はいつも気をつけなければいけないことだし、スタンダードプレコーションという名のもとに、どんな方がいらっしゃっても常に意味のある感染対策を普通にやる(いわゆるスタンダード)ということを学生の時から、耳にタコが出来るほど言われてきた。


器具の滅菌や繰り返し使わないための使い捨て(ディスポ)を取り入れるといったこともさることながら、やはり歯科では手で触ったもものを清拭するという行為が多いような気がします。


そして、手洗いも。


某大学に勤務していた時に、自分は割とこまめに手洗いするのが習慣化されていたので、しょっちゅう手洗いしていました。その行為を見ていた看護師さんが、「先生、手洗いちゃんとしてえらいね!」みたいなことをおっしゃった。


いや、ちょっと待て。


逆に言うと、手洗いしていない人がそんなに多いのか?とどうしても邪推してしまう。


そして、医療従事者は基本的にマスクを着用するのが割と普通になった。


特に歯科業界においては、施術中に息がかからないように、術者が話している時に唾が飛ばないようにというのが当初の趣旨で、


たとえ不織布マスクであってもウイルスや細菌にとっては


自動車道のトンネルを人が通るようなもの

公園にある金網をハエが通るようなもの


といった表現で、微生物感染には意味はないと言われてきた。


ところがどうでしょう。

昨今のコロナの空騒ぎで、マスクがいつの間にかウイルス感染を防止するデバイスに成長してしまいました。


世の中が一気にマスク社会へと変化していく最中、はたしてマスクにそこまで効果があるのかということに、自分は、かなり疑問をもっていた方の人間です。


ところが、蓋を開けてみたらどうでしょう。


マスク着用の義務化をした都市と着用の義務がないところ都市で、感染者の数が変わらないという結果や、むしろ着用率が高いところの方が感染者数が多いという結果もあります。


色々な考えや思想・信条はあるものの、世界的にはマスクはOFFする方向に進みつつ、マスク着用率が異常に高い日本において、感染者数が週あたり世界一を記録してしまうというのはどういうことか。しかも、複数週で。


マスクが感染者数を抑え込むことができなかった


ということは、火を見るより明らか。


ここは一旦基本に立ち返って、必要な感染対策は従前のスタンダードプレコーションに従い、診療中の術者はマスク着用、その他はマスク着用の意義はないと考えるべき。


これからどうやって計画していくのか?

どのような選択肢があるのか?

どの選択肢がベストチョイスなのか?

ということをお互いに話し合いながら決めていく過程において対話はとても重要です。


会話の内容はもとより、微妙なニュアンスを身振り手振りだけでなく、表情の変化で伝えることも多いし、伝えるためのツールは言葉だけではないはず。


診療中、治療中はさすがにマスクはしますけど、それ以外は素顔でカウンセリング

もちろん患者さんにマスク着用は強要しないし、むしろOFFしたらいかがですか?

と言えるような雰囲気でやっていきたいです。




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防犯への意識には個人差があるよう

 



昨今の犯罪事情の詳細はよくわからないというのが正直なところです。

こと姫路市の刑法犯罪は自転車盗難が一番多いみたいですけど、空き巣や忍込みが少からずあるよう。


防犯体制を整えようかと色々思案しても、何がどうよいのかは結局のところわからず。


歯科で開業している友人に聞いても、かなりばらつきがあります。ガチガチに固めるところもあれば、ほぼ何もしていないところもある。


日常生活範囲内にセキュリティ会社があることを認知してたので、この際思いきって、どんなことが必要でどんなサービスが適しているかを聞いてみようと思いました。


電話に出られたのは女性社員。

とても丁寧な対応で、こちらとの会話もギクシャクするところは全くなし。

思わずこちらも伺って話聞きたいですと返答しました。


ちょうど、その日は社長が不在だったようで、今日の訪問でのご説明は・・・・と少し申し訳なさそうなことをおっしゃっていました。


しかしながら、先代社長(会長)なら今日中に面談できますとのことでしたので、こちらとしては全く問題なし。すぐに伺いました。


聞くところによると、前職もセキュリティ関係でお仕事をされていたようで、独立して地域に密着した形でサービスを提供して、今に至るのだそうです。


手掛けている歯科医院も複数あるようで、心強いというのが第一印象でした。


しかしながら、こちら側の事情としては

平均的なというか、よくある形式の開業を目指しているわけではないので、一から説明しなければいけないなと身構えつつ、雑談を交えながら(実際は雑談かなり多い)話が進みます。


自分が歯科医師であると打ち明けた時によく出される話として

・あそこの医院では、あまり良い思いしなかった

・結局こっちの要望がほとんど通じなかった

・どの歯医者がいいのかオススメは?

などがあり、こちらとしても言葉に窮します。


これらの疑問や要望を叶えるためには設備や技術も大事だが、しっかり時間を確保するということがいかに体現できていないという裏返しなんだろうな。


本来は防犯設備の具体的な内容を聞きに来たはずなのに、先代社長の話が実に面白い。


セキュリティのことの話の他に、趣味である釣りの話やDIYのことで盛り上がりました。


こちらも気がつけば、自分はこういった構想をもっていて、こんなことを体現できて、それを求める人に提供するようにしていきたいというような実務よりも実現したい想いをついつい熱く語っていました。


そんな話を先代社長は、うんうんと頷きながら聞いてくださって、最後に一言。


「そこ、ワシが行きたいわww」


と微笑みながらおっしゃってくださいました。


現実的な防犯の提案は、検討して後日にということで、その場を後にしましたが、わかってくれる人には伝わるし、自分の構想はなにかと歯科以外の業界の方には反応が良い。


今後どのような提案があるのか楽しみです。





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内装をどうするか問題


 

テナントの場所が決まりました。

テナントは、まだどなたも利用していないので、ほぼスケルトン。

で何もないと言えば、何もありません。


歯科の治療台が何台あって、どれくらいの拡張スペースがあってというところから考えるのが、一般的なような気がします。

なにせ一人で一台だけ診療台を置いて、完全個室の一人ぼっち診療を目指しているので、そこまで広い空間は必要ありません。


とはいえ、必要なものは必要なわけで揃えなければいけないものは揃えなければならない。


歯科開業をするにあたって、これまで歯科医師業を行なってきたにも関わらず知らないことばかりということを反省しつつ、大型の医療機器やそれを動かすための機械室の設置や配管などが必要です。


それらは最低限必要だとしても、剥き出しにしているわけにはいきませんから、それらを揃えつつ、どのような空間作りかということに頭を悩ませています。


ということで、

インテリア関係はキョーヒメの藤原さん

内装の設計は匠設計の袖山さんに

お願いすることになりました。


自分が特別ハイセンスであるような自覚はまったくなく、頭では「こんな感じ」とイメージしても、言葉や絵をそれを伝えるのも容易ではないです。


しかも、それを伝えることができたとしても、機能的に問題がないのか?

安全上問題がないのか?無駄なところはないのか?ということまでは自分では、はっきり言ってわかりません。


しかし、さすが専門家です。


ざっくりとしたイメージや自分の好みや自分が見て何か感じるたものの写真を見せると、なるほどと頷いて現実的な形に肉付けしてくれるのには驚きです。


そして、お二人が共通して推すテーマが”和”だったというもの面白い。


小さくても空間を広く感じられて、シンプルでも機能的で無駄がないようなそんな空間をこれから作っていきたいですし、このお二人となら作っていけると確信しました。

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本年の最後の診療を終えて

ウインデンタルオフィスの中田です。 当ブログを読んでいただきありがとうございます。  お陰様で昨日の12月30日で本年の診療を無事終了いたしました。  開設してから1年弱ですが、予想や期待通りではないことの方が圧倒的に多かったです。  しかしながら、嬉しい予想外も多々ありました!...