海外での歯科公衆衛生活動
現地に赴いて、ブラッシング指導・フッ素の塗布などの啓蒙活動をする。
いわゆる海外ボランティアというやつです。
日本で言うところの幼稚園や小学校の生徒たちは、本当にスレていなくて
・何事にも素直で
・好奇心旺盛で
・表情が本当に明るく、いつも笑顔
というのが、強く印象に残っています。
(今はどうか定かではありませんが)
歯科医療事情、歯科医療提供体制はお世辞にもよいとは思えません。
まず、歯科医師になるためには大学での学業が必要ですが、歯科大学が国に存在しない。
たいていは隣国または他国(フィジーやオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ)の大学に留学し、卒業と同時に免許を取得する。
しかしながら、母国に帰らずに留学先に残って、仕事し、家族に仕送りを送る。
というのが王道のパターンのようで、医療提供者は慢性的に不足するとのことでした。
日本で言うところの厚生労働省でしょうか、公衆衛生に携わっている幹部の方のお話によると、
・昔は虫歯なんかほとんどなかった
・爆発的に増えたのは、海外から食料品を積極的に輸入するようになってから
・虫歯もさることながら、肥満や糖尿病も爆発的に増えた
とのことです。やはり食の変化に呼応している。
そして、
具体的な輸入品目は
「ポテチとコーラ」
との返答。
ただ、ここでポテチとコーラがあたかも万病の源だと勘違いしても仕方がありません。
いかに、砂糖や砂糖の類を無抵抗に口の中に入れることがいかに危険かということという解釈の方が正しいでしょう。
素直に考えると
ポテチとコーラで虫歯が増えたのなら
ポテチとコーラの輸入を止めたらいい
となるはずが、そうもいかない。
一度走り出したものはなかなか止められない。
この状況下で、ブラッシングだ、フッ素だとやる。
本当にこれで虫歯予防ができるのかは、相当な疑問が残ります。
やはり、食生活のコントロールは虫歯の予防には重要であることは間違いないでしょう。
ポテチとコーラは控えている
でも、食パンにソフトクリーム乗せてたべるのが大好き
じゃあ、意味がない・・・。
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