2023年3月28日火曜日

歯肉をキレイに ガムピーリング

 今回は歯肉が健康的なピンク色に戻る

【ガムピーリング】

のケースをご紹介します。


写真の黄色の矢印の部分ですが、灰色から黒色に表面に色素が沈着しています。

この色素はメラニンです。


日光に当たる→日焼けする→メラニン色素沈着


このメラニンと同じです。

皮膚のメラニンは日光(紫外線)が皮膚にあたることによって生じる酸化ストレスを軽減するために、あえて色を付けて皮膚を守っているという役割があります。


歯肉は口の中ですし、紫外線を直接浴びることは少ないでしょう。


喫煙(受動喫煙)、歯周病、口呼吸が主な原因(酸化ストレス)となり、歯肉にメラニン色素が沈着します。


このメラニン色素は粘膜の表面に沈着しますので、ガムピーリングでは、薬液(フェノール)を使って、ほんの0.2−0.3mmの粘膜をピーリング(剥く)します。


薬液を塗ったところの表面のタンパク質が凝固するので、白く変色しているのがわかります。


この後は、一時的ですが粘膜がうっすら剥けた状態なので、味付けが濃いものやスパイシーな食べ物は刺激になります。

この時にあえてカレーを食べに行きましたが、やはり染みました・・・。


ちょっとヒリヒリする


くらいの感覚なので、日常生活ではほとんど気にならない程度です。


ガムピーリングしてから4日後です。

白くなった表面が薄い膜状になって剥がれました。

赤みが強くなっているのは、血管が開いて粘膜を猛烈な勢いで再生しているためです。

ちなみに歯肉粘膜は治る時に1日あたり0.5mmのペースで治ると言われています。


例えば上から0.5mm
下から0.5mm
だとすると、一日1mmのペースで外側から治ってくる計算です。



ガムピーリングを開始してから10日後です。

歯肉の赤みもとれて、すっかり健康的なピンク色に変わりました。


ホワイトニングは歯を白くしますが、ガムピーリングは歯肉のホワイトニングと言えるかもしれません。


ホワイトニングだけでも見た目の印象は変わりますが、


ガムピーリングの併用もオススメです。






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