2023年3月14日火曜日

薬嫌いのお医者さんとの繋がり

【薬嫌いのお医者さんとの繋がり】

Arek SochaによるPixabayからの画像


ご縁があって、薬嫌いを公言しているお医者さんとお話できる機会に恵まれました。


僕は大学病院や総合病院に勤務していた時に、薬の種類や数が徐々に増えている方にたくさん出会いました。


薬剤は、病気を治療する上でどうしても外すことのできないツールではありますが、効果や効果の上塗り、不都合な事象を消すための薬も存在するということに、なんとなく気がつくようになりました。


全身疾患と口や歯の関係


こんなことが前から叫ばれてきました。


その通りだと思います。


その治療のための多剤服用(ポリファーマシーと言います)が口の中に影響を及ぼすかというと僕の答えはイエスなんですね。


よくあるのが口腔乾燥です。


ありとあらゆる薬剤の8割は口腔乾燥を大なり小なり助長しますから、影響が全くないとは絶対に言えないです。


・薬は対症療法で根本治療ではない

・薬が効いたのではなくて、症状を止めただけで自分の体力や治癒力があったから治った

・薬ゼロが本質的に健康な身体


というのが身体の本当だと思うんですね。


ただし、薬を全否定しているわけではなくて、スパッと症状が止まって楽になるものもあるでしょうし、日常生活に全く役に立たないかというとそうではないはずです。


必要なものは必要なだけ(最小限で)


でコントロールすることが医師の世界では案外難しいんでしょう。


歯科医師という立場であるので、全身疾患の治療はできませんし、それらの薬剤の選択や処方をすることはできません。


それを少しでも応援できないものかと考えて、取り入れているのが栄養療法です。


医師として、ありとあらゆる薬剤を選択し処方できる立場であるにも関わらず、薬嫌いを公言していて、本質を突き詰めている方なのだなとお話していて感じました。


予防という言葉は、本来病気の状態ではなくて健康な状態から悪化しないようにすることです。


もちろん病気になって回復してからも悪化しないようにしていくことも予防と言えるでしょう。


予防って言葉でつながった者同士の会話って、いかにその方の身体のポテンシャルを引き出していくのかという話題によく発展します。


短いですが、楽しい時間でした。


どうも画期的な治療法の開発・研究にも携わってるそうで、その話も面白かった。


将来自分に何かあったら、受けてみたいですね。




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