2022年12月18日日曜日

ほぼ全ての症例で使う拡大鏡

LouisによるPixabayからの画像

治療用に拡大鏡があります。
ルーペとも言われ、拡大率は2-3倍くらいのものが主流で、拡大率が高いものもあります。


駆け出しの頃に拡大鏡を使っている人はほとんどいませんでした。

その頃から

「拡大視野の方が細かい仕事ができるし、見える」
「今後の臨床に絶対必須のアイテム」

と勝手に思っていました。

卒業と同時に大学院に進学したとはいえ、臨床も並行していたので、拡大鏡は自前で用意する必要がありました。

当時の価格で20万円

大枚叩いて購入。
当時の生活に、この価格は正直きつかった。

誰からも教わることなく、とにかく装着してみる

何を見るにしても、とにかく使ってみるを繰り返した。

駆け出しの若葉マーク付きの歯科医師が、なんかよくわからん拡大鏡を付けているのは、当時はかなり滑稽だったんだろう。

・技術のないお前が、見えるようになっても出来るようにはならない
・格好だけ
・普通に一からはじめたら?
・逆にクオリティ下げるでしょ?

少し上の先生からも、かなり上の先生からも、色々言われましたよ。
パフォーマンスに過ぎない、目立つな、大人しくやっておけと。


それから随分経ちましたが、当時から予想していたことは今でも変わりません。

・見えないより、見えた方がクオリティを出せる
・目指しているクオリティは見えるからこそ達成する
・見えないと目指しているクオリティには到達しない


購入から20年近く経ちましたが、未だ現役で、ほぼ全ての症例で使い続けています。

当時の先輩に会ったら、一つ聞いてみたい

「ルーペはじめました?」



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