はじめまして!
中田 貴(なかた たかし)と申します。
このブログへのご訪問ありがとうございます。
現在、前職を退職して、非常勤になり勤務時間を減らしつつ、開業に向けて準備中です。
開業までに経緯やこれからやっていきたいこと、実現したいことなどブログに綴っていこうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
まず自己紹介をします。
昭和52年(1977年)に北海道札幌市で生まれ
北海道率札幌南高校を卒業後に、北海道大学歯学部に進学して、歯科医師免許を取得
北海道大学大学院歯学研究科で4年間の研究生活(主に免疫学や材料学)を送り博士号を取得
大学院を終わってから、主に臨床をしています。
大学卒業後に保存修復学を専攻していたので、日本歯科保存学会専門医にもなりました。
これまでの経緯も含めて、少しずつブログに書いていこうと思います。
さて、
タイトルにもあるように自由診療専門の歯科医院を開業する予定です。
なぜ自由診療で開業しようとしているのでしょうか。
自由診療の対局にあるのが、保険診療です。
現状の日本の保険医療制度には、もちろん良い面がたくさんあります。保険料さえ収めれば、全国どこでも誰でも一定のクオリティの医療を受けることができます。当然、歯科の領域も保険診療が一般的でしょう。
これまで自分も保険医となり、保険診療に携わってきたのは言うまでもありません。
安価に一定以上のクオリティで歯科治療を受けられるというメリットは当然ありますが、どんなにクオリティが高くても、逆にどんなにクオリティが低くても窓口負担が同じということに、やはり疑問があります。
自分は大学の時から歯と歯に接着する材料の研究にも携わってきました。
どういう条件で、どんな材料や成分で歯に接着するのか?きちんと接着させるためには口の中で実際にどんなことを行わなければならないのか?などを追求していくと、保険診療という縛りがある以上、理想的な条件で治療を行うことはます不可能です。
歯科医院を経営していく上で治療費としていただく売上があって、はじめて成り立つのは言うまでもありません。
しかしながら、決められた治療費で売上をたてていくとなると、どうしてもたくさんの患者をみたり、たくさんの治療を行わないと成り立ちません。
たくさんの治療台に人が座り、待合にも人が溢れるくらいでないと伸びていかないモデルなのです。
そして、保険診療は基本的に検査をして、病気が見つかって、病名がつけられて、治療する。その治療に対して対価が支払われるという原則の上に成り立ちます。
つまり、何らかの治療行為ありきなのです。
逆に言うと、説明を聞いて、選択をして、納得して治療を受けるという対話の部分に対価はほぼありません。保険診療では、じっくり時間をかけるということは実質不可能で、とにかく数をこなす(業界では”まわす”と表現される)方向にしか向かえません。
基本に忠実で、理想的な条件や状況を作って、クオリティの高いものを提供する
ということに軸足を置いた場合、技術や材料も当然大事なのですが、
僕が一番大事にしたいのは”時間”です。
さっさとできるものを、わざとゆっくりやるというわけではありません。
プロである以上、ゆっくりやっている場合ではないことは十分承知しています。それよりも職人をせかして、いい仕事ができるわけがない。こちらの方が表現としては近いと思います。
僕のこれまでのキャリアを振り返ると、本当に必要なものは何なのか?無駄なものは何なのか?むしろ不要なものや不要なことは何なのか?ということを自然とやってきたように感じます。
余計なことはむしろやらない、必要なことはきっちりやるということで
What is needed?( 何が必要なのか)
という一文の頭文字をとって、医院名をWIN Dental Officeとしました。
これから少しずつ準備が進んでいきますが、自分でもどんなものになるのか楽しみです。
もしよかったら、少しずつブログを更新していきますので、ご高覧いただければ嬉しいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿